日本のアニメや漫画は、世界的に人気があるという。インドネシアも例外ではない。アジアの国は日本から地理的に近いので、日本製のマンガやアニメが輸入されやすいってことなんだろうか。
ジャカルタ市内の書店を見ると漫画コーナーがあって、日本のマンガ(及びアメコミ、地元インドネシアのマンガ)が大量にそろえてある。英訳、インドネシア語訳どちらもあったりする。アニメのフィギュアもある。
町中で、痛車を見ることもある。
ゲームの宣伝カーだったりすることもあるんだが、手作り感ある絵の場合は、たいてい普通のアニメファンの車だ。私がアニメ目になっているのかもしれんが、週末に市内をバスやタクシーで移動していると、一台くらいはお目にかかる。バイクに絵を描いている場合もある。
旅先で発見したこのバイクは、ジュースの屋台?だった。こんな感じで、インドネシアの地方都市でも「これはもしや?」と思う作品を見かける。
山道を走っていたら、前を行くトラックに何だか見覚えが…。
トラックが止まったのでよく見ると。
手描き感満載ですが、結構いい線?行っている悟空なのでは?
しかし一番インドネシアの人口に膾炙したアニメと言えば、我らがドラえもんだ。
私は最初、インドネシア人はドラえもんくらいしか日本のアニメを知らないのだと誤解していた。インドネシア人の友人(名探偵コナンのファン)によれば、「そんなもんじゃない。」
この言葉が理解できたのは、ジャカルタで毎年開催されるオタクの祭典「アニメ・コミックフェスティバル」(だったっけ?正式名称を忘れてしまった~)に参加してからだ。
ここでは日本のアニメ・漫画に限らず、アメリカンコミックのファン、もしくはアメコミを描いている作家さんとかも参加できる。もちろん、日本のコミケと同様にインドネシア人で自分の作品を描いている人も参加できるようだ。私がジャカルタコミフェス(正式名称ではないが、興味のある人は調べてみてください)へ、前述のコナンファンの友人と一緒に行った理由は、友人の友人が絵描きでこのコミックフェスに参加していたからだ。
絵描きの彼女は、自作キャラを描いたノートやシールを販売していた。彼女の本業はアーティスティックな絵を制作することらしいが、こういうフェスティバルにも出品できるような小物も作っている。
ぐるぐる会場を巡っていると、「自由にお絵かき」コーナーがあった。多くのインドネシア人の若者が、白紙に向かって好きな絵を描いている。いいですね。私も何か描こうかな?と思って近寄ってみた。
ん?
地元の若者たちが描いた絵を見ると、なんとなく日本の影響が?
いや、アメリカンコミックもあるぞ。
(ちなみに絵の中にkomiknyaとありますが、komik はコミックの意。nyaは、インドネシア語の接尾辞です。「その」「彼の」「彼女の」「あなたの」といった意味があります)
このコミックフェスで改心した?私は、自分のインドネシア語の勉強のため、「犬夜叉」のインドネシア語版を買いましたよ!
これからインドネシア独自のマンガやアニメが出てくることを期待!