インドネシアのバリ州は、他のインドネシアの地域と異なりヒンドゥー教の島だ。外国人客相手の観光業が盛んなため、英語が分かるインドネシア人が多いので、インドネシア語の分からない人でも旅行しやすい。私はビーチにあまり興味がないので、ウブドに滞在した。
ウブドは、国際空港のあるデンパサール市から北へ車で1時間半くらい。山に囲まれ田んぼが広がる。
ヒンドゥー教なので偶像崇拝を禁止しておらず、街のあちこちや住宅の前に石像がある。なかなかかわいい。



バリのあちこちで、この白黒市松模様の布を巻いている石像を見る。日本でもお地蔵さんに赤いよだれかけをつけるので、なんとなく日本を思い出す。
毎日何度も神様にお供え物とお線香をあげるバリ人たち。たくさんの宗教的儀式があって、毎日忙しいらしい。お供え物はこんな感じ。
ウブドは棚田(ライステラス)も有名だ。若者が多いから、こんな急こう配でも田植えが出来るのかな。日本の農業は高齢化・機械化しているので、こんな狭い土地に稲作をするのが難しくなっている。
バリ建築は、狭い門が特徴的。太ったら通れなくなるんでは、と、細身のバリ人を見るたびに心配になる。住宅に限らず、ジャワ島にあるバリ寺院などでも狭い門が見られる。
ウブドも観光客相手のジャラン・モンキー・フォレスト沿いから道を一本入ると、裏は突然田んぼだったりする。コーヒーを飲もうと入った店に通され、あれ?裏に壁がない?と思ったら、裏は直接田んぼにつながっていた。私にコーヒーとケーキを持ってきたお姉さんは、そのまま神様にお供えとお線香をあげ、田んぼに入って稲刈りを始めた。半農半商売、いいですねえ。
これはお寺の門。卍は日本でもお寺のマーク。
日本だと、お正月に自家用車の前にお守りを付けるが、同じようなことをバリ人もやっている。
時間がゆったりと流れる。神様と一緒に暮らしているバリ人たち。
ウブドでは、一泊2,000円くらいの宿でまったりとした休暇を過ごした。私が泊った宿も、表通りから裏に一本入ったところ。誰か個人の家だった場所を、宿泊施設に改造したようだ。朝食付き、プール利用自由。
裏のジャングルからは朝晩、サルの鳴き声がしていた。私は2階部屋だったが、1階の部屋にヨーロッパ人女子が長逗留していて、彼女たち二人は日がな一日、プールサイドで読書したりしていた。
スタバもあった。バリ仕様になっていた。
ウブドからツアーを利用して、近隣を観光して回った。ゴア・ガジャ、ティルタ・ウンプル寺院、滝(名前忘れた)など。よく歩くので運動靴必須!ちなみにウブド市内の美術館、王宮、市場は歩いても回れる。市場で大量にお香を購入。観光の町なので、とにかく土産物品店はたくさんある。
さて、旅の楽しみはやっぱり食べ物。
ご飯、野菜、肉または魚、が豊富。私はインドネシアに行って、インドネシア料理が好きになりました。もやしもたくさん使いますね。甘辛いのがジャワの特徴ですが、バリは辛め。石でつぶした香辛料の複雑な味わいは、日本に帰ってきても懐かしい。ま、旅先でも現地料理が食べられない(もしくは飽きた)ということもあるでしょうけど、ウブドにもピザやパスタ等、インドネシア料理以外のお店は沢山あるから大丈夫!