オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

インドネシア、食べる楽しみ

インドネシアに行くまで、あまりアジアの国に興味がなかった。行ってみると人は優しいし、食べ物は美味しい。屋台が多いところを見るとアジアだな~と感じる。

 

見ていると、インドネシアの人たちは一日中何かを食べている。

例えば、インドネシア人とタクシーに同乗しているとする。赤信号で車が止まった近くに屋台があると、彼らはタクシーの窓を開けて屋台から食べ物を買っている。買ったものを分けてくれるのは嬉しいが、君たちは一日中食べてるな、おい。

 

ある日、ジャカルタでタクシーに乗った。タクシーの運ちゃんが「〇〇通りを通ってもいいか?」というので、不思議に思いながらも承諾した。すると、その通りにあった屋台の前でタクシーを止め、揚げ物を素早く買ってまたタクシーを発進させた。(タクシー料金はメーター制なので、あまり長々と買い物をすると乗客が怒るからだろう)。

「この揚げ物は、バンドン名物なんだ。俺はバンドン出身なんだが、ジャカルタでこのバンドン名物の揚げ物を売っている屋台は2つしかないんだ!だからこの通りを通らせてもらったのさ!お前も食べるか?」

と運ちゃんは自分の故郷の味をゲットできたので上機嫌でしゃべりながら、揚げ物の入った紙袋を私に突き出す。なるほど。この屋台に寄りたいがために、わざわざこの通りを通ったわけかい。私は揚げ物を一つもらいながら嬉しそうな運ちゃんを眺める。

揚げ物はコロッケだった。一口食べる。

「うわっ、辛い!」

運ちゃんは大笑いしながら、自分のペットボトルを見せる。

「辛いか~外国人には辛いよな。水、飲むか?もう一本持っていたらあげるんだけど」

ありがとう。そのペットボトルはおじさんが口を付けたから、遠慮しとくわ。

こんな風に、インドネシア人はどうやら一日中、仕事しながら食べている。

 

これはマカッサルで撮影した、焼きバナナの店。

最近、マカッサルの港周辺はきれいに整備され、美術オブジェのある公園になった。仕事の後、夕暮れ時に屋台で食べ物を買って、散策しながら食べる人が多い。このバナナは日本で販売されている甘いバナナと種類が違い、甘さがだいぶ控えめで、少し固め。

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焼きバナナの店

バリ北部の焼き鳥屋台。おばちゃんが焼き鳥?を作成中。

厳密にいうと「焼き鳥」ではなく、臓物の中に味付けした詰め物をして、それを串刺しにしている。(普通のサテは鶏肉を串に刺したもの。)この焼き物、他の地域では見たことがないが美味しかった。

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焼き鳥の店

串焼き作成中。

ところで、串に肉が少ししか刺さってない…ので、注文するとやたらと串が多い気がする。

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炭火焼なのでおいしいです!

テイクアウトするとこんな感じ。バナナの葉っぱが包み紙だ。捨てても土に帰るのがいいですね。添えてあるサンバルはさすがにビニール袋に入ってるので、分別して捨てましょう。

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バナナの葉っぱで焼き鳥を包む

これはマカッサルの海鮮焼きの店。店頭で好きな魚やエビを選び、焼くとか揚げる、炒める、煮る等の調理法を指示して、後は店内で待っていればOK。マカッサルは港町なので、こういうシーフードを焼く店がたくさんある。

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海鮮焼きの店

ところで「〇〇焼き」という日本語名を付けるのが日本風と思っているのか分からないが、こういう名前の店がインドネシアにはある。

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コイ焼きとしゃぶ焼きの店

たい焼きならぬ、コイ焼き。ソフトクリームの店らしい。しかし絵はタイに見えるなあ。

「しゃぶ焼き」とは、「しゃぶしゃぶ+焼き」なのかなあ?チャレンジしてみればよかった…。

 

焼き物とは関係ないが、ジャカルタシャトレーゼが出来た。ケーキらしいケーキが食べられるようになるとあって、在留日本人は開店を楽しみにしていた。私もその一人。

インドネシアには韓国のベーカリー&ケーキ店が複数進出していて、生クリームやバタークリームのケーキはそこで買うことが出来る。でも果物がたくさん載った華やかなケーキといえば、やはり日本に軍配が挙がる。

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ジャカルタシャトレーゼ

「日本直輸入」と書いてあるが、完成されたケーキを日本から持ってくるということではなく、果物などは別途輸入して、店で飾り付けをしているらしい。(聞いた話ですが、間違っていたらすみません)。

シャトレーゼジャカルタ市内に何店舗か開店した。私は店内でケーキとお茶を楽しめる店へよくお世話になっていました。海外生活といえど、インドネシアは日本料理店も多いし現地料理も美味しい。日本人はそれほど困ることはないんじゃないかなあ。

 

話は脱線するが、メイソウという100円ショップもどきがインドネシア各地にある。最初に見たときは「え?こんな店、日本にあったっけ?」と思った。店内には「日本人デザイナーによる製品」だの、「良品生活」だの、日本ぽいことが書いてある。最初は無印の姉妹店か?と錯覚した(あれは「良品計画」でしたっけ)。ロゴもユニクロみたいだし。のちに分かったが、どうやら中国のお店らしい。

 

日本人の私も混乱したくらいなので、インドネシア人も当然、日本の店と間違えている。インドネシア人数人とご飯を食べていた時に、メイソウの話になった。あれは日本の店だよね?と日本人の私に集中砲火で聞くインドネシア人たち。

「違うよ、あれは中国のお店だよ」

というと、いや、ロゴがユニクロみたいだとか、無印良品と似てるよねとか、デザインがシンプルなので絶対日本の店だとか、誰しも日本の店と思っていた様子。

ところで、無印良品インドネシアに店舗がある。その時一緒に食事をしていた何人かのインドネシア人たちも、無印良品の店舗にはよく行くんだ、でも高いから買えないんだけどね、という。一人のインドネシア人女子は、無印良品の店内を歩くだけで幸せな気分になるという。

どうして?と聞くと、

「あの店は『禅』よ、『禅』。ミニマリズムってそういうことでしょ?」

ふーん、禅ねえ。確かにシンプルなデザインの商品が多いけど。それにしても、高くて買えないが店内を歩くだけで幸せになるとは、無印の力はすごい。