オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

勘違い

 

この2度ほど、電車にまつわる記事を書いてきた。

電車通勤している人なら、車内で色々なことを目撃しているんじゃないでしょうか。

 

私の体験をもう一つ。

都内某所に住んでいた時、ある路線で通勤していました。

 

朝、電車が自分の待っている駅に止まると、ドアが開いても誰も降りない。

駅で列をなして待っている乗客たち(私を含む)は、体当たり的に?無理やり乗り込む。

次の駅でも同じ光景が繰り返される。

かくして、会社員たちは列車にぎゅうぎゅう詰めとなって会社へ運ばれていく。

こんなぎゅうぎゅう詰めなのに?いや、ぎゅうぎゅう詰めだからか?おかしな気分になっちゃう人もいるんでしょうね。

 

その日、私はいつものように通勤電車に乗る大勢の会社員の一人となって、朝の光まぶしい電車に乗っていた。

電車があと2駅くらいで終点(つまりターミナル駅)に到着するころ。

 

突然、私の乗った車両の端の方で、若い男性の声がした。

車内は静かだったので、その声は良く響き渡った。

 

「すみません!この人、痴漢です!」

 

周辺に立っていた乗客たちが、一瞬ざわっとした。

私は車両の真ん中あたりに立っていたが、若い男性が上げた声を聞き、いたく感心した。

とっさに思ったのはこんなことだ。

 

(痴漢を見て声を上げるとは、勇気ある男性だなあ。

女性は、痴漢に遭ってもなかなか声を上げられないからなあ。

こういう協力的な男性がいると、被害女性も助かるよね。)

 

私が姿の見えない男性を内心ほめたたえていると、その男性が声を上げた方で小さなざわめきがあった。

何か、もめているのだろうか。

 

どれどれ。

まずは、その勇気ある男性を見てみよう。(←野次馬)

 

その男性の声が聞こえた方向を、私は伸び上がって見てみた。

乗客が多すぎて、なかなか見えない。

なんとかして見ようと思い、あっちからこっちから伸び上がって見た(そこまでするか…)。

そして、ようやく車両の隅にいる若い男性が見えた。

 

乗客の輪の真ん中にいるのが、先ほど声を上げた男性らしかった。

メガネをかけ、真面目そうな若者だ。

彼は周りの人に訴えるように言った。

 

「この人が痴漢です!」

 

見ると、彼は中年男性の手首を握っていた。

その中年男性は、皆に顔を見られないよううなだれていた。

 

状況を見る限り、捕まえられたおじさんが痴漢行為を働いたようだった。

(このおじさんが、へえ、そんなことをやるわけだ…)

と私が思った瞬間、その若い男性が再び言った。

 

「この人、僕のお尻をさわりました!」

へっ?

 

何が起こったのだ?

被害者は女性じゃないの?

男性←男性??

急に状況が違って見えた。

 

ようやく、先ほどの小さなざわめきが何だったのか分かった。

どうやら若い男性(被害者)と中年男性(多分、加害者)の押し問答だったらしい。

 

ふうん。そんなこともあるのか。

私は妙に感心してしまった。

男性が女性をさわったのではなく、男性が男性をさわることもあるのですねえ。

 

最近の若い男性は、きれいな?方も多い。

普通の女性より、はるかに美しい男性もいる。

スカートをはいている男性もいるくらいなんだから、間違えるのも無理はない。

捕まった中年男性は、若い男性を女性と勘違いしてさわってしまったんだろうか?

 

しかし、その被害者らしき若い男性は、私の目には普通の男性に見えた。

スカートをはいているわけではない。ズボンだ。

髪も短いし、どう見ても男性にしか見えない。

彼自身も特別に美しい男性だとか、すごいイケメンとかいうわけでもない。(というのも失礼ですが…)

 

となると、男性と分かっていて行為に及んだんだろうか?

ま、そういう人もいるかも。

そこは謎だが。

 

その2人は、衆人環視の中、次の駅で降りた。

中年男性は『自分はさわっていません』と弁解することもなく、だまって連れて行かれた。

電車のドアは閉まり、乗客は何事もなかったかのように静かに電車に揺られた。

 

こういうこともあるのか~。

あの若い男性が、自分好みだったんですかね。

世の中には色々な人がいるものです。

 

その後、こんなこともあった。

新宿付近の某駅の階段で、私の前を歩いていた女性がいた。

私も最初は気づかなかったが、女性のタイツの足を見てびっくり。

すね毛がすごかったのだ。

 

驚いてまじまじと観察してみた。

長い髪に、白いブラウス、赤いスカート。そこまではいい。

しかしながら、白いタイツにすね毛が黒々と透けて見えていた。

うーむ。惜しい。

すね毛さえ剃っていればねえ。

 

その方のふくらはぎや肩を見ると、筋骨隆々。

かなり頑丈そうだった。

つまり、男性だったのだ。

(男性だった、と思う…世の中には体格が非常に良い女性もいるかもしれないが)

 

さすが新宿だなあ、と感心した記憶がある。

でも、今の時代は驚くべきことでもないのかもしれない。

 

最近は私も、性別不明の方に出会っても、いちいち男性か女性かを確認しようと思わなくなった。

正直、仕事をやってくれさえすれば、男女どっちでも構わん。年齢もどうでもいい。

こうして社会はどんどん変化していくんだろうなあ。