オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

ニューヨークのコーヒー屋台

 

(今回は3.5パラグラフに挑戦してみました。)

 

アメリカの大学院に通っていた時の話。

朝、大学院へ行くと、大学の前にコーヒーの屋台がいつも出ていた。

屋台の前部はガラス張りになっていて、各種ドーナツが並んでいた。

コーヒーは50セント。ドーナツは1つ50セント。

1ドルあれば、温かいコーヒーとドーナツ1つで軽い朝ごはん代わりになる。

 

寒い冬は温かいものが飲みたいし、アメリカにはホット缶コーヒーなんて気の利いたものはない。

自動販売機もほとんど見かけなかった。

味気ない?自動販売機で買うよりも、屋台のお兄さんと話をしながら買う方が楽しい。

屋台のお兄さんは英語が堪能だったが、アメリカ人がこんな?仕事をするわけがない、とずっと思っていた。

 

ある日、私はお兄さんに聞いた。

「どこから来たの?」

するとお兄さんはニコニコしながら答えた。

アフガニスタンだよ。」

自分の出身国を軽く明かすお兄さんにちょっと驚き。

アメリカ人はアフガニスタンのことを良く思っていないからだ。

 

しばらくすると、屋台のお兄さんは別の人に代わっていた。

彼はアメリカに夢を抱いてやってきたんだろうなあ。

アフガニスタンの戦争や人々の苦境を報道で見るたびに、あのお兄さんの笑顔を思い出す。