なぜか、駅や道でよく道を尋ねられる。
「この電車、〇〇へ行きますか?」とか、「××へ行きたいんですが」なんて質問を、特に外国人によく尋ねられる。
他にもたくさん日本人がいるだろうに、どうしてよりによって私に?といつも思うのだが、最近はあきらめがついた。
話しかけやすそうなアホ面をしているのか、暇そうに見えるか、あるいは両方なのか。
理由は分からないが、助けを必要としている人の近くに、神様が私を配置しておくのだろう。
そう思うようにしているので、誰かに道を尋ねられたら、たとえ分からなくても助けるようにしている。
新橋駅で、外国人観光客2人組に電車の乗り方を尋ねられた。
懇切丁寧に教えてあげて2人を送り出したら、すぐにまた別の観光客に声をかけられた。
その客を助けたら、またすぐ次の観光客に道を尋ねられた。
どうやら私が誰かを助けるのを見て、彼らは順番を待っていた?ようだ。
結局、その日は8人の外国人を助ける羽目になった。(何をやってるんだ自分)
また別の日。
どこの駅だったか忘れたが、中央線のどこかの駅だった記憶がある。
友人と待ち合わせをしていたら、外国人に「〇〇へ行きたいが、この電車でいいのか」と聞かれた。
その外国人を助けたら、また別の外国人が道を尋ねてきた。
その外国人を助けると、それを見ていた日本人の中年夫婦が声をかけてきた。
「すみません、ロッカーの使い方が分からないんだけど、教えてくれる?」
ロッカーの使い方は日本語で書いてありますよ…。
そう言ってやんわりと断ろうとしたが(だって、日本人ですよ。自分でどうにかできるでしょ)、そのご夫婦は笑顔でごり押し。
「東京が初めてなもんで」
「東京のコインロッカーは複雑そうで怖くて」
私だって、その駅のコインロッカーは使ったことがありませんよ!!
結局、コインロッカーの説明書きを私が読みながら、そのご夫婦がロッカーを使えるようにしてあげた。
ご夫婦は大喜び。
「いや~やっぱり東京のロッカーは、人に使い方を聞かないと分からないね!!」
そんなことはありません…。
日本語読めるだろ!!と内心毒づいたが、結局助けてしまう自分の人の良さに閉口しました。