台風が過ぎると、急に秋の風を感じますねえ。
3連休最後の日。
我が家の夕食はカレーだった。
カレーと言っても、市販のルーを使ったものではない。
インドカリー子さんが、
「カレーはターメリック、クミン、コリアンダーの3つがあれば出来る」
と著書で述べられていたので、ほんまかいなと思い、以前からそれで作ってみたかったのだ。
略してタ・ク・コ。
私は100円ショップの食材コーナーで、「たくこたくこ…」と念仏のように唱えながらスパイスを探した。
「カレー粉」ではいかんのだろうか?と思ったが、初心者なのでまずは基本に忠実に作ることにする。
カリー子さんによれば、まずはニンニクとショウガを炒めるという。
「〇〇のもと」を買わない我が家は、ニンニクとショウガは常備している。
まさに、ルーを使わないカレーにうってつけの家じゃないだろうか。
基本はこんな感じのようだ。
1.ニンニクとショウガのみじん切り(すりおろしでもいいかも)を炒める
2.トマトざく切りを入れてさらに炒める
3.塩とタ・ク・コで味を付ける
4.水少々を入れて煮込む(そして、最後にもう一度塩で味を調える)
ようだ、というのは、レシピを書店で立ち読みして頭に叩き込んだので、間違って覚えた可能性も否定できない。
(読者の皆さんは、ちゃんとインドカリー子さんのレシピを確認してから調理してくださいね)
この基本形だけだと、さすがに我が家のメンバーはおなかがすく。
なので勝手にアレンジすることにした。(基本に忠実に、と言ったばかりなのに…)
まずは、我が家の庭で取れた夏野菜(といっても残り物だが…)を素揚げにしてカレーに添えることにする。
ナス、インゲン、ピーマンを揚げた。
また、初物のサツマイモがあったのでそれも揚げる。
冷蔵庫に使いかけのニンジンのしっぽがあったので、それを刻んでカレーに入れることにする。
少しボリュームを出すために、1.のニンニクとショウガを炒めた後、ひき肉を投入。
完成したカレーに、素揚げした野菜を乗せて終了。
ルーを使用しないので、本当にカレーになっているか超不安だ。
味見をしてみると、おおっ!カレーだ!
ルーで作ったカレーと比較すると、油脂分を取り除いたカレー、という印象。
もしくはおしゃれなカフェで出てくるカレーと言う感じかな?
このカレーだと野菜の味がおいしく味わえる。
ニンニク、ショウガ、トマト、塩、スパイスでインドカレーが作れるとして。
このレシピからショウガとスパイスを取り除く、つまりニンニク、トマト、塩だとイタリアンだ。
やはりどの国の料理も、基本はシンプル。
ちなみにコートジボアール料理の基本は、塩と油だ。
塩と油さえあれば、料理は作れる。
夕食の話に戻る。
カレーだけだと寂しいので、冷蔵庫にあった果物をカットして、夕食に添えた。
スイカ、梨、いちじくなど、誰かが果物を大量に買ってきて冷蔵庫がパンパンになっていたので、カレーの口直しにちょうど良かった。
このレシピ。
あまりにも簡単なので、タ・ク・コで再びカレーを作ってみようと思っている。
先日、イカを解体し小分けにして冷凍庫に入れたので、シーフードカレーなんかもいいかも。
(初心者だから基本に忠実にと言いながら、またもや勝手なアレンジを…)
市販のルーを使用したカレーは煮込むのに時間がかかるが、インドカリー子さんのレシピだとすぐにカレーが出来る。
味もあっさりなので、お年寄りが食べてももたれないかも。
うれしいことに、油脂分が少ないので洗い物も楽でしたよ。
(ああっ、写真を撮っておけばよかったですね…すみません、気が利かなくて)