オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

さん

 

昨今「多様化」がキーワードとか聞く。

日本もそうだが、海外でも(この人、いったい何歳?)とか、(この人、男性だろうか?女性だろうか?)と迷うような方も見かける。

世界の流れは、だんだんユニセックス?かつエイジレス?になりつつある。

 

これに関して、日本語の「さん」は性別年齢問わず誰にでも使え、一番簡単かつ失礼のない呼称だろう、という記事を書いた。

 

「さん」なら名前に付ければいいだけ。

ミスターとかミズだと、こっちが勝手に相手の性別をジャッジしているのがバレる。

でも、「さん」は男女ともに使用可能。

「若いから独身のはず」「おばちゃんだから既婚者でしょ」と相手のMarital statusを勝手にジャッジする必要もない。

 

ところで、『日本人は名前に「さん」をつける』というのは、誰でも知っているようだ。

誰でも、とは言いすぎだが、日本人住民が多いとか、日本人と働いている人は知っていると思う。

少なくともインドネシア人は、日本人の名前に「さん」を付ければいいと思っているふしがある。

 

ジャカルタの銀行の窓口で順番を待っていたとき。

窓口の担当者は、私が日本人と知っている(パスポートコピーを提出しているし、インドネシアのIDカードには「国籍:日本」と書いてある)。

 

Aさんという窓口担当者がいた。

いつも私の下の名前に「さん」をつけて呼んでくれる人だ。

ある日、銀行へ行ったらAさんだけでなく、新人のBさんという担当者もいた。

 

生活費を口座から引き出すために(私はドルで給料をもらっている)、ドルからルピアに換える必要があった。

Aさんが書類手続きをしてくれ、Bさんがルピア現金を用意してくれた。

どっちも、準備が出来ると私を呼んでくれる。

 

Aさんは私の下の名前に「さん」付け。

Bさんは私の上の名前に「さん」付け。

多分、どっちが名字でどっちが名前か分からないんだろう。

呼ばれる私は、少々まごついてしまった。

ま、どっちでもいっか…。どうせ簡単な名前だし。

 

ある友人の話。

その友人はあるレストランへ行った。

満席で、すぐに入れなかったという。

 

ウェイティングリストに名前を書き、順番が呼ばれるのを椅子に腰かけて待っていた。

待っている人は自分しかいなかった。

そのうち入れるだろう。

 

しばらく待っていると、ウェイターが奥で

「さーん」

「さーん」

と言っている。

 

誰かを呼んでいるんだろうと思い、スマホをいじりながら待っていた。

自分の名前はなかなか呼ばれない。

 

しばらくして、不思議そうな顔をしたインドネシア人ウェイターがやってきた。

そして彼女に向かって呼びかけた。

「さーん。」

は?

 

彼女はウェイターに促されて店内奥へ進み、案内されたテーブルについた。

「注文が決まったら呼んでください」

とウェイターが彼女に伝え、再び奥へ引っ込んだ。

 

彼女はお手拭きで手をぬぐいながら、ようやく気付いた。

先ほどのインドネシア人店員が、「さーん」と呼んでいたのは自分のことだ。

 

『日本語では、「さん」がミスとかミスターの意味だ』と彼は勘違いしていたのだろう。

なので、彼女のことを「ミス」と呼んでいるつもりで、「さーん」と呼んでいた、っぽい。

 

彼女の名前から、日本人だろうと推察した推理力は素晴らしい。

しかし、あいにく「さん」単体では使わないのだよ…。

大体、ウェイティングリストに名前を書いたんだからさ。

客が一人しかいなくても名前を呼べ、名前を。

と思ったそうです。

 

話は変わる。

大石さんという方がインドネシアに来ることになった。

私の職場のインドネシア人スタッフが、大石さんの受け入れ準備の書類作成をすることになった。

 

私や同僚が、大石さんのジャカルタ到着後の日程やパスポートコピーを彼に渡した。

書類の準備を始めた彼は、大石さんのパスポートコピーを見てくすくす笑っている。

 

何がおかしいんだろう?顔?

と思っていたら、向こうから私に話しかけてきた。

「この人、enak(おいしい)という名前なんですよね?面白いですね!」

 

…いや、「おおいし」であって「おいしい」ではないよ。

と私は説明した。

 

「えっ?『おいしい』っていう名前じゃないんですか?」

彼は不思議そうに聞いてくる。

違うのよ。

 

彼は大石さんのパスポートコピーを私に見せた。

「Oishi、って書いてありますよ。」

 

ああ、確かに文字だけ見ると「おいしい」って読めちゃうね。

でも、「おおいし」って発音するんだよ、と教えておいた。

ローマ字だけ見ると確かに紛らわしいなあ…。

 

なぜインドネシア人にとっては「大石」さんが面白い名字なのかというと、インドネシアの菓子メーカーにOishiという会社があるからなのだ。

もちろん、日本語の「おいしい」から取ったのだと思う。

だからインドネシア人はOishiがenakという意味だということを知っているのだ。

 

ああ、何だかまた、まとまりのない記事になってしまいました。すみません。

今日は午後にかけて台風が関東に接近します。

皆さん、安全第一で、良い週末をお過ごしください!

 

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左:ひであきブランドのコメ 右:「輝き」ブランドのコメ。こちらは美味しいです

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記事に関係ありませんが、派手派手な飛行機…アジアらしい?