オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

ヤギで一儲け

デフレ日本から見ると、インドネシアの発展ぶりは目覚ましい。

日本では経済的に華やかな話題が少ないし、都市開発も小ぶりだ。

ひるがえって、未来が明るく見える国は、勢いがあって楽しい。

 

どこからお金がわいて出てくるんだろう、といつも思うくらい、ジャカルタは景気が良かった。

町には次々に新築ビルが立ち並び、新興企業が新しい広告を打つ。

新しいお店、便利なサービス。

 

アジアの巨人、中国とインド。

そしてそれを追いかけるタイ、マレーシア、ベトナム

これらの国の後塵を拝しているインドネシアですら、「景気いいんだなあ~」と思うことが多々あった。

 

ジャカルタのお金持ちは、こんな感じのタイプに大別される。

1.単純にお金持ち(企業の経営者とか)

2.親が政府の大物(大臣とか)

3.名家出身

4.何らかの理由で名声を博した(アスリートとか)

 

彼らのお金持ちぶりは半端ない。

それでも経済発展の波に乗れれば、少し気の利く人なら一儲けできるのだ。

 

どうして景気がいいのか?という理由を考えてみた。

まあ、一周回って先頭に立った、とかそういう環境もあると思う。

 

新興国は欧米の轍を踏まないよう、革新的な法律や規制を導入する。

あるいは欧米の失敗から学び、欧米が苦労してこしらえたシステムを輸入する。

その中で、じゃんじゃん新企業が出てくる。

 

こんな感じで、インドネシアには金もうけのチャンスが結構ある気がする。

外国人や海外企業だってこの様子を見ているからこそ、インドネシアに群がるわけで。

 

金もうけと言えば、毛色は違うがこんな話がある。

 

日本人の同僚で、「インドネシアで土地を買ってヤギを飼う」プランを立てていた人がいる。

なぜヤギかというと、イスラム教徒は一年に一度はお祭りでヤギを殺して食べる。

イスラム教が無くならない限り、ヤギの需要も永遠にあるのだ。

 

土地を購入し、ヤギを飼って放せば、草を食べてくれるし子どもを産む。

そのヤギの子にさらに子どもを産ませ、イスラム教のお祭りのときにヤギを売りさばく。

そんなに大規模な先行投資は不要。

ヤギはどんどん増える。

つまり、永遠にヤギを売ることが出来る。

 

これって、いいビジネスになるんじゃない?

と思ったのだそうだ。

 

「で、土地は買ったんですか?」

と聞いた。

 

インドネシアでは、外国人が土地を買ったり所有したりできないことになっている。

そこで彼は現地人の恋人に頼み、彼女名義で土地を買ったのだという。

 

しかし、そこは彼女もしたたかだった。

結局彼は彼女と別れるはめになり、彼女名義の土地はまんまと彼女の物になった。

(やられましたね! 笑)

楽して稼ごうと思うと、うまく行かないものですね。

 

今頃、彼女はそのヤギビジネスをやってるんだろうか。

うまくやっていれば、元手ゼロで経営者になっているんだろうなあ。

 

しかし、その話をしてくれた元同僚。

女性は怖い、という教訓だったのかなあ? 笑