干し柿をいただいた。
しばらく前から、近所のお宅の二階のベランダに、干し柿が大量に吊るされているのを見ていた。
「今どき、干し柿を手作りされる方もいらっしゃるのだなあ」
と感心して見ていた。
まさか、我が家にもいくつかいただけるとは思ってもみなかった。
早速いただいたが、秋の日差し、太陽の味!
おいしくいただきました。
私は、子どものころから柿というフルーツが苦手だった。
もちろん、食わず嫌いだ。
親が「子どもの頃、柿を食べ過ぎてああなった、こうなった」という話をよくしていたからだ。
自分も食べたらそういう目に遭うのではないか、と危惧していたのだ。
単に食べ過ぎなければいいだけのことなんだが。
最近、スーパーで出回っている柿を食べて驚いた。
種もなくて食べやすいし、柔らかい味になっている。
野性味あるイメージ(だって、よく柿の木っていたるところにあるじゃないですか)の柿も、改良されてるんですね。
柿って日本に長年ある植物のわりに、人気ないですよね(すみません、偏見かも)。
イチゴ、リンゴ、パイナップル、バナナなどは人気あるけど、柿人気、聞いたことない。
味も渋い味(若者受けする感じじゃない)ですよね。
リンゴだとアップルパイとか加工してもおいしいのだが、柿はてごわい。
先日の記事で、インドネシアの友人ルルちゃんが柿好きだと書いた。
柿自体をインドネシアで見たことが無いので、当然干し柿もないんだろう。
干し柿の写真を撮影して、送ってあげようと思っている。
ところで。
ご近所の方は、柿を一つ一つ草のひもでしばり(今どきそんな手間暇を!と驚きます)、ベランダに吊るしているのだそう。
この、干し柿を干している様子をこっそり写真に撮影したい(ルルちゃんに見せる用)。
と思っていたら、その方が写真撮影を快諾してくださった。
まさか、自宅で干し柿を干している写真がインドネシアに送付されるとは思っていないだろう。
私は写真撮影の腕が悪いので、天気が晴れるのを待っている。(せめて自然光に助けてもらいたい)
今日も曇天だったので、写真撮影できず…。
家人は「早く干し柿が食べたいんだから、写真撮影終わらせてよ!」
というが、簡単には行かないんだよ。
先日、焼きリンゴの写真をルルちゃんへ送った。
いい匂い、というコメント付き。
その前も、焼いたアップルパイの写真を送った。
「いい匂いだ」と言いつつ写真を送付するだけなんて、単なる飯テロですよね。
写真を勝手に送り付けられる方も迷惑だな。
でも、夕暮れの光に吊るされる干し柿、日本の原風景みたいでいいんじゃない?
なんて、また勝手に思っている。