ん?ガラケー持ってたの?と思う方もいるかもしれない。
そして、通常の生活ではガラケーを使っていた。
どうしてわざわざガラケーを使用していたのか。
それは、ひとえに面倒くさいからに尽きる。
何が面倒くさいって、「やたらと連絡をしたがる人」が面倒くさいのである。
「ラインやってる?教えて教えて!仕事の連絡をするから!」
と言われると、冗談じゃないよ、と思う。
プライベートならいいが、「仕事の連絡」ですよ?
「ガラケーなんですよ」
というと、そこで断ることが出来る。
大体、ラインを使わなくても仕事の連絡は出来る、と思いませんか?
まあ、便利なのは分かるけどさ。
なぜ、わざわざオフの時間にまで(退社後とか週末とか休暇中とか)に業務連絡を取りたがるのか、よく理解できない。
そんな大至急の連絡なら、むしろラインじゃなく電話すべきだと思うが…。
でも、職場には必ずこういう人が一人はいるんである。
「ライン教えて!業務連絡するから」と言い出す人が。
見ていると、私を含め大多数の人は、業務連絡のために他人のプライベートアカウントを知ろうと思わないようだ。
私もよほどの大至急案件でない限り、誰かの休暇を邪魔してまで業務連絡をしないなあ。
多くの人は、「業務連絡のためにラインを教えて!」と言う人を、「面倒くさいなあ」と思っているんじゃないだろうか?
フランスでは、「休暇中にメールをチェックしなくてもいい権利」なるものが2017年に法制化されたらしい。
つまり「オフラインになる権利」。
いいなあ~。
しかし、フランス人労働者諸君の言いたいことは分かる。
だってですよ。
多くの人は休暇前に仕事をあらかた片付ける。
そして休暇中は「〇月×日(休暇明け)に対応します」という自動応答メールにしておく。
すぐに対応しなければならない事案については、休暇前に同僚に対応依頼しておく。
と、休暇前に打てる対策を打っておけば、ある程度は回るはずじゃないの?
休暇だってどうせ2,3日くらいなんだからさあ。
休暇は休むための時間。
そこにまで仕事が割り込まれてしまうと、休む意味がないじゃないですか?
携帯電話というものが普及するようになってから、良くも悪くも24時間その人にリーチできるようになった。
だからこそ、職場の人にはオンとオフの線引きに繊細になってもらいたい。
私は「休暇中は連絡しないでねオーラ」を出しているのだが、全然それに気づかない方もいらっしゃる。
こういう人対策として、わざわざガラケーを死守していたのだ。
ガラケーを辞めた理由?
特にありません。
ガラケーが使えなくなるのが2026年?とか聞くし、移行は時間の問題だと思ったのです。
で、スマホにしたのだが、ごく親しい友人以外にはスマホへ替えたことを黙っておくつもり。
だって、また「ライン教えて!」という人が寄ってくるかもしれないじゃないですか。
日本でも「休暇中にメールチェック(あるいは業務対応)しない権利」というものが認知されるといいですよね。
インドネシアで使用していたラインとかWAを、新しいスマホに復活させた。
なぜか友人の連絡先が消えてしまったりと、トラブルも発生中。
不要なアプリもたくさんインストールされているし、スマホの中身と操作習熟が落ち着くまでに、しばらくかかりそうですね。
余談だが、フランスの「オフラインになる権利」を調べていたら、もっとすごい企業があった。
ドイツのダイムラー・ベンツ社は、「休暇中に送付されたメールは削除されることを、送信者に連絡する」ということになっているらしい。
オフラインになる権利以上に、素晴らしい!!
しかも、2014年からの施行ですって。
もう7年前?
夢のようで、う、うらやましすぎる…。