昨日、ネット記事を読んで笑ってしまった。
「インスタグラムは高齢化が進んでいる」という文章があった。
高齢化?と思ってドッキリしてしまった。
よく読むと、こんなことだった。
インスタグラムの利用者は若者が多いとされている。
しかし、13歳~15歳の若年層はインスタグラム離れが続いている。
(この年齢層には、他のアプリの方が人気があるそうです)
という趣旨だった。
なーんだ、そんなことか。
と思ったが、それにしても16歳以上は「高齢者」なのか~と思い、笑ってしまった。
十代半ばですでに人生が終わっているかのように表現されると、ちょっと違和感がある。
まあ、言いたいことは分かるが、流行なんてそんなもの。
それに16歳以上が「高齢」だとしたら、青春時代は何と短く、残る人生とはなんと長いことか!
「サザエさん」の父・波平は、眼鏡をかけて新聞を読み、どう見てもご隠居さんだ。
しかし、彼がまだ54歳と聞いて私は衝撃を覚えた。
「サザエさん」が描かれた時代は、50代と言えばもうおじいちゃんだったんだろうなあ。
もう一つ違和感を覚えたことがある。
今年の10月に選挙がありましたよね。
選挙に関する新聞記事を読んでいると「新人の〇〇候補」なんて書いてある。
新人か~と思ってお顔を拝見すると、「ん?そんなに若くないよね。」(失礼ですが)
年齢を見ると50代だったりする!
これは、政界の平均年齢が高すぎるからなのだろうか?
50代で「新人」とは、政治経験が無いというだけのことなんだろうけど、社会経験はあるでしょ。
若くないのに新人って言われちゃうんだ…。
限界集落で「60代だが若手」と言われているような感覚に襲われるなあ。
もっと言うと、80代で当選する政治家がいる。
歩けるのか?頭は大丈夫か?と私はそっちが気になる。
投票する有権者もどう思って投票してるんだろうか?
色々謎だ。
最近はブレーキとアクセルを踏み間違えて人身事故を起こす70代、80代も多い。
それを考えると、うーむ80代の政治家、世代交代は考えないのだろうか?と思ってしまう。
政界は恐ろしく超高齢ワールドなんだなあ。(だから若い人が敬遠するんでしょうね)
彼らが若い人の意見を政治に反映しているのかどうか、もはや怪しい。
こんな感じに、「16歳で高齢」なのか「50歳で新人」なのかは、その人が置かれた状況によって違うんだろうな。
そのうちに「100歳だが当選した政治家」なんて人も出てくるんだろうか?
本来は、年齢を重ねた人の役目は将来を担う次世代を育てること。
私もあまり得意ではないが、若い人を育てようと頑張っているつもりだ。
そういえば、以前こんなことがあった。
アイドルグループを脱退すると「卒業」するとか何とかいいますよね。
某アイドルグループを「卒業」した後、幅広く活躍している女性元アイドル(25歳)がいた。
私の元上司の一人は、一度定年退職した後、再雇用されて職場復帰した高齢者だった(といっても60代だが)。
彼はたまたまだが、その元アイドルに会ったことがあるらしかった。
「へえ、〇〇さん(その元アイドル)に会ったんですか!いいですねえ」
と周囲の若手に言われ、彼は得意げになって言った。
「そうそう!〇〇さんは××(グループ名)を卒業してねえ。
シニアなんだけどね。活躍してるんですよ」
シニア…。
その言葉を聞いて、我々はしーんとなった。
確かに現役アイドルといえば10代かもしれないが、卒業したアイドルは25歳で「シニア」かい。
60代のおっさんに言われるとはねえ…。
他人を判断するのはとても難しい。
もちろん年齢は、「10代なら元気いっぱい、80代なら車の運転が怪しい」くらいの目安にはなり得る。
同時に、老化には個人差があるのも事実。
30代なのに体力が無い人もいれば、60代なのにフィットネスインストラクターをやってる人もいる。
食事の質が向上し、医療が進歩したおかげで、「54歳=ご隠居」という時代ではなくなった。
だからこそ、ますます面倒くさい。
「80代だけどまだまだ頑張りますよ!」と言う政治家もいるわけで。
私なんぞ、投票したい候補者がいない場合は、思い切って若い候補者に投票することにしている。
若い人がこれからの彼らの長い人生を快適に過ごすために、社会を改善していくべきだと思うからだ。
あと100年も生きないだろう80代の高齢者(大変失礼を承知で言いますが…)が、政治を動かすのはいかがなものか、と思ってしまう。
こんな風に思うのは、私だけなんですかね。