オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

 

日本の水は軟水が多いらしい。

日本に住んでいると、水の硬軟はあまり気にしなくてもいい。

というか、気にならないと思う。

 

バルセロナへ旅行したとき。

安いオスタルに投宿して、一泊する。

さて、朝に起床して洗面所を使う。

 

水道水で顔を洗おうとして「うっ!」と顔をしかめた。

なんだこの水?!

 

後に分かったが、バルセロナの水は(マドリッド以上に)硬水だったのだ。

もしかして今は少し良くなっているかもしれないが、当時はなんか金属っぽくて(もしかして水道パイプも金属臭かったのかもしれないが)、怖くて顔を洗えなかった。

 

スペインも水道水は飲めないのだ。

そんな水で顔を洗ったり歯を磨いたりするのはどうなんだろう、と思う。

でも、洗面くらいなら、普通に水道水でやっていたなあ。

 

世界では、水道水が飲めない国の方が一般的だと言われる。

日本のように、飲めるくらい水道水がきれいなのは珍しい。

インドネシアも水道水は飲めないので、アパートには(どんな安アパートでも)飲料水タンクがついている。

 

インドネシアの河川はゴミがぷかぷか浮いていて、日本の「汚い川」の300倍くらい汚れている。

使い捨ておむつなんかも平気で川に捨てるのだが、紙おむつは水を吸ってふくれあがる。

それらが大量に川に浮いているわけだ。

そんな水なら、いくら上水道できれいにしても飲めないだろうなあ…。

 

どうでもいいが、インドネシアは川がゴミであふれているせいで豪雨の後は川が氾濫し、死者も発生する。

おととしもジャカルタ市内で豪雨後に洪水が発生し、深さ4メートルにも達した箇所で死者が出た。

町中で4mの深さって、どうなってるんだ。

そもそも、川にゴミを捨てるなよ。

 

なぜ水のことを思い出したかというと、昨日の夕食の鍋料理が問題だった。

野菜から水分が出るので、我が家では鍋料理には水を入れ過ぎないようにしている。

この水が、味の決め手の大きなポイントだ。

 

聞いた話だが、かなり前にフランス・パリのエリゼ宮で、要人を招いてパーティーが開催されたらしい。

そのパーティーで和食をふるまうことにしたのだという。

もちろん、日本から和食料理人をわざわざ呼び、本格的な和食を供することにしたというから恐れ入る。

 

日本でなら、わざわざ首相官邸でメキシコ料理をふるまうため、メキシコから料理人を呼ぶ、なんてことはないだろう。(そもそも首相官邸でメキシコ料理をふるまうことは無いでしょうね)

さすが文化の国(美食の国?)フランス。

 

で、和食と言えば、肝心のみそ汁だ。

フランス人は、日本の水が軟水であることを知っている。

フランスの水は、スペイン同様硬水だ。

 

というわけで、エリゼ宮では、大量の超軟水を準備して和食料理人を迎えたらしい。

しかし。

和食料理人が水の味見をしてみると、軟水すぎる。

これではみそ汁の味が変わってしまう、らしい。

みそ汁って、極端に軟水の水でもおいしくないわけですね。

 

で、急遽硬水を加えたりして、その超軟水を日本の水の硬度に近づけてから、みそ汁を作ったのだという。

そこまでしなくては、おいしいみそ汁は作れないのか!

と思ったが、確かにバルセロナの水道水みたいな金属臭い水でみそ汁を作られたら、まずいだろうな…というのは想像がつきますね。

 

そう考えると、硬水で鍋料理をしたり煮物を作ったりしたら、軟水で作る料理とは味が変わるのかもしれない。

私も海外で友人から「和食作って!」と頼まれるたびに作っていたが、いつもなんとなく美味しくない?のは、水が一因だったのかもしれない。

(自分の腕前の問題もあるかもしれないが…)

 

ところで肝心の我が家の鍋料理。

野菜をたくさん入れたので、レシピより水の分量を少なめにしておいた。

肉からダシが、そして野菜から水分が出て柔らかくなり、美味しくいただくことが出来ました。

 

冬になったらやっぱり鍋料理はいいですね。

硬水の国のレシピは、やはり硬水で作った方がおいしいんだろうし、軟水の国のレシピは軟水を用いて作ったらおいしいんでしょうね。

あまり私は味に敏感じゃないのですが、水の硬軟で料理の味が変わる、ってすごいことだなあと今になって思います。