オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

布団の順番

 

寒くなってくると、いつも気になることがある。

それは、布団だ。

どうやら布団や毛布を敷く順番によって、温かさが違うらしい。

 

最近はぐっと冬らしく寒くなってきた。

布団増量のシーズンだ。

睡眠は私の最優先事項なので、布団の準備は抜かりない。

押し入れから毛布や布団を引っ張り出し、天気のいい時に干しておいた。

 

夜は、お風呂から出たらすぐに布団に入る。

そして布団から首を出して、本を読んだりテレビを見たりしている。

お風呂から出た直後は体が温かく、まるでこたつに入っているみたいで快適。

しかし、朝に寒くて目が覚める。

 

寒いじゃないか、と思って見渡すと、自分だけベッドの上にいる。

せっかくきれいに重ねた布団のほとんどが、床に落ちているのだ。

 

人間は一晩に20~30回は寝返りを打つらしい。

私は寝相が悪いので、寝返りどころか布団をけとばしているんだと思う。

しかし、毎朝布団がずれ落ちているってのもねえ。

 

実家に帰った時、母が羽毛布団の上に毛布を重ねていた。

「羽毛布団の上に毛布を乗せると、温かく眠れるんですって!」

と母が言う。

 

ホンマかいな、と思ったが、その晩は確かに暖かく感じた。

なるほど。

私は毛布の上に羽毛布団をかけなければいけないとずっと思っていたが、どうやら逆らしい。

 

布団をかける順番、あるいは温かく眠るコツはないだろうか?とずっと思っていた。

そこで「布団の西川」のHPを拝見。

するとこんなことが書いてあった。

 

1.敷き布団の上に寝て、体の上に羽毛布団をかけ、その上に毛布を乗せる。

すると、冷気をシャットアウトするので温かく眠れる。

 

これは、母が実践していたヤツですな。

さらに温かくする方法もある。

 

2.敷き布団の上に毛布を敷き、その上に寝る。

そして体の上に羽毛布団を乗せる。

こうすると、1.よりもさらに温かく眠れるとか。

 

全然知らなかったぞ、こんな順番。

毛布を敷いてその上に寝るなんて、考えもしなかった。

 

さすが布団の西川。

布団のプロですな。

さらにさらに、温かく眠る方法がこれ。

 

3.さらに寒い場合は、1+2が良い。

敷き布団の上に毛布を敷き、その上に寝る(2ですね)。

体の上に羽毛布団をのせ、その上にタオルケット(または毛布)を乗せる(1ですね)。

 

羽毛布団でなくても、掛け布団でもOK。

掛け布団の上に毛布やタオルケットを乗せても、体の熱が逃げるのを防げるらしい。

 

私は「敷パッド」の使用方法もよくわかっていなかったので、ついでに調べちゃいました。

シーツの下に敷いたりと色々模索していたが、どうも間違いだった。

マットレスに直接敷パッドを使うか、あるいはシーツの上に敷パッドを使うのが正解のようです。

 

私は寒い国に住んだ経験があんまりない。

しいて言えばアメリカは、冬にマイナス40度になっていた。

でもあそこは北海道と同じ。

冬はガンガン暖房をつけて、むしろ部屋の中はTシャツ一枚で過ごせるくらい。

 

なので、「布団を何枚も重ねる」なんてことは不要。

布団は1枚しか持っていなかったが、問題はなかった。

部屋の中は真冬でも暖かかったもので。

 

アフリカやインドネシアも、布団はいらなかった。

タオルケットは一応持っていたが、いかんせん寝るときも暑すぎる。

タオルケットは、朝起きるとたいてい床に落ちていた。

私は、世界中どこへ行っても布団をけとばしているんだろうな。

 

なので、「布団を重ねるテクニック」が必要とされるのは、日本の(関東の)冬を過ごすときですかね。

西川のHPを見るまでは、タオルケット→毛布→掛け布団(羽毛布団)の順番で重ねていた。

これは、西川おススメの順番と正反対。

どうりで寒いわけだ…。

 

ところで、布団があまりにもずれるので、ずれ防止についても調べてみた。

やはりおススメは「ずれ防止クリップ」らしい。

これは、私はすでに買って使用しているのだ。

 

「ずれ防止クリップ」を使っているのに、それを乗り越えて布団をけとばしているとは。

サッカー選手並みのキック力なんだろうか?(寝ている間限定)

この寝相の悪さは、どうやって直せばいいんだろうか。

 

今、私が使用している「ずれ防止クリップ」は1つ。

ベッドで、足元に当たる方に取り付けて、布団がそっちへ落ちないようにしている。

 

そうだ、「ずれ防止クリップ」をベッドの四方に取り付けたらどうだろうか?

さすがにそこまでやったら、布団は落ちないんじゃないだろうか?

 

しかし、想像すると、四方を柵に囲まれるのって、何だか牢屋で寝ているみたいだな。

夜中に地震が起きたら逃げるのが大変そうだ。

 

まあ、まずは布団を敷く順番を変えて、温かく寝ることを目指すか。

たぶん、西川の社員の方々が布団を重ねる順番を色々変えてみて、布団の長所を最大限引き出す順番を発見したんでしょうね。

 

私もどうして「布団の重ね方はこういう順番でないと」と思うようになったか分からない。

旅館へ行っても、普通は敷き布団→自分→毛布(あるいはタオルケット)→羽毛布団(あるいは掛け布団)、という順番になっている。

だから、自分が正しいと思っている順番に疑問を抱いたこともなかった。

「こういう順番が正しいに違いない」という思い込みを捨てないと、工夫や発見は生まれないんだろうなあ。