クリスマスにドイツのマルちゃんから小包が届いた。
彼女は毎年、我が家にクリスマスプレゼントを贈ってくれる。
今年はクリスマスの数日前に届いた。
中身を開けてみた。
毎年送ってくれる恒例の?カレンダーは無く、代わりにいろいろな物が入っていた。
チョコレート、クリスマスのクッキー(しょうが味のヤツだ)、ハンドクリーム、ネックレス等等…。
その中で、よく分からないものが一つあった。
食べ物のようにも見えるし、ボディソープとかシャンプーとかそんなものにも見える。
すでにこのブログで何度か書いたが、私はドイツ語が分かりません。
ドイツ語が分からないのに、どうしてドイツ人と付き合っているんだ、と聞かれても困る。
ドイツ人と友達になろう!と思ったわけではなく、たまたま気が合って長いお付き合いをしているのがドイツ人だ、というだけの話で。
多分、先方も「たまたま気が合ったのが日本人だ」くらいの感じなんだと思います。
で、何を送ってくれたのかマルちゃんに聞いてみた。
マルちゃんは「小包の裏に内容物を書いたでしょ」と言うので、小包の裏をひっくり返して見た。
う!
書いてはあるが、全部ドイツ語じゃねえか!!(当然だが)
これじゃ何を書いているのか分からん。
頼むよ。
英語かスペイン語かフランス語で書いてほしいんだが…(←自分がこれしか分からんもんで)。
ま、ドイツの郵便局から小包を発送するのに、内容品をスペイン語で記載するわけ、無いですよね…。
もう一度、小包から出てきた内容物を一つずつ確かめた。
チョコレートはLindtと書いてある。
これはメーカー名なので、さすがにポンコツの私でも読める。
このリンツのチョコレートを家人が目ざとく発見した。
本当か分からないが、「ミーティングで出すお菓子にする」と言われ、持っていかれてしまった。
私の口には一つも入っていない。くそお。
食べ物は家族に食べられないうちに、胃袋にしまっておかねば。
慌てながら、ジンジャークッキーを家族に隠れて口に押し込んだ。
口いっぱいに広がるしょうが味。
これぞ、クリスマスの味だなあ~。
って、アメリカでジンジャークッキーをクリスマスに食べていたからなんだが。
ジンジャークッキーを食べると、いやがおうでもクリスマス気分が盛り上がる。
びん詰めのはちみつも入っていた。
実は、これも「はちみつ」とすぐに分からなかった。(ドイツ語ハードルのせい)
しかし、ビンの蓋に六角形の蜂の巣のイラストが描いてあったので、はちみつだと分かった。
やはりマンガ(イラスト)は世界を救う。
ここまでドイツ語が分からず苦労するなら、少しはドイツ語を勉強しろよ…。
で、例のよくわからない品物の裏をひっくり返してみた。
私の経験によれば、シャンプーならshampooという英語つづりでなくても、似たようなスペルで記載される言語が多い。
なので、シャンプーなら推察できるかなと思ったのだ。
しかし、似た単語は見当たらなかった。
困った。
食べ物だと思って食べて、実はアロマオイルとか?だったらマズイし。
お風呂で使うものだろうと体に塗ったら、実は食べ物だった、なんてことは避けたいし。
翻訳アプリにお世話になるしかない。
去年も、よく分からないものが2つほど入っていた。
そこで、家に遊びに来た弟にあげた。
弟はポルトガル語なら分かるのだが、ドイツ語は知らない。
「くれるの?ありがとう」ともらってくれたが、それが何か分からず困っただろうな。
まったく、家族の誰かがドイツ語を勉強してくれると助かるのだが…。(←他力本願)
私の方からも、毎年マルちゃん一家へクリスマスプレゼントを送っている。
例年、日本からドイツへ小包を送ると、4日間で到着する。
さすが優秀な日本の郵便局だ。
今年も、「今から発送すれば、クリスマスにギリ間に合うな」と思って、郵便局へ「ゆうパック(小)」を持参した。
すると、郵便局員から言われた。
「コロナで日本とドイツ間のフライトが減便されているので、クリスマスにはたぶん間に合いませんよ。」
そ、そうか…って、そうだよね。
コロナだった…忘れてた。
その後、マルちゃんに「プレゼント届いた?」と聞いたが、まだ届いていないらしい。
もうクリスマスは終わった。無念。
すまん。怠け者の友人で本当にすまん。
お正月のプレゼントと思ってもらうしかないなあ。