オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

ホテル

 

新年あけましておめでとうございます。

あっという間に年が明けました。

今年もよろしくお願いします。

 

振り返ってみれば、年末年始に旅行することが多い気がする。

もちろん、夏季休暇を利用して旅行することもある。

 

でも、夏は休暇を取るタイミングが無くて旅行できない、気づいたら夏季休暇を取らずに10月になっていた、なんてこともある。

その点、年末年始はたいてい休みだ。

なので、旅行は年末に行くことが多いのだと思う。

 

今年は(というか毎年)、私は休暇を考え始めるタイミングが人より遅いらしい。

常に人より出遅れている。

今年も年末年始について考え始めたのが、12月の第3週くらいからだった。

 

いや、でも皆さんいつから休暇の予定を立てはじめるんでしょう?

もしかして半年前?

いや3か月前?

それとも1か月前?

 

だいたい、「何か月も前」の予定を立てるのは私にとって難しい。

仕事が暇かも、と思っていたら急に忙しくなったり、ある場所へ行きたいと急に思い立ったりする。

なので、たいてい旅行計画を立てはじめるのは、休みが目前に迫ってからだ。

 

今回も、「どこへ行こうかな」「いや、オミクロン株が流行したらどうするんだ」等、あれこれ悩んでいるうちに時間が過ぎていった。

どうやら、世間的には「オミクロン株の爆発的流行の前に出かけてしまおう」という感じだったらしい。

またもや慎重な私は「出遅れた」わけです。

 

で、ぎりぎりのぎりぎりになっても、まだウダウダと「どこへ行こうかな」。

どうやって行き先を決めたらいいのやら。

まずは格安ホテルを見つけ、その周辺で観光しようかな、という作戦を立ててみた。

格安ホテルのサイトをチェック。

 

最安値を検索する。

なんと、一泊1,000円!というホテルがあった。

すごいなあ…と思ったら、場所は旭川

 

格安ホテルの場所が分かると、値段の安さも納得。

だって、旭川ですよ、旭川

この寒いのに、なぜわざわざ北海道、しかも日本で最も寒い旭川へ行く?

温泉でカニ三昧とかでなければ、旭川へ行く理由がありませんがな。

というわけで、旭川はパス。

 

しばらくぶりに行ってみたいのは京都だな。

京都のホテル価格を調べてみた。

 

ん?

宿泊料金を二度見する。

これ、一泊料金?

 

ふざけるな、と思うような京都価格。

いや、ふざけてはいない。

旭川の後だから余計にびっくりした、というわけではない。

京都の宿泊料金はただでさえ高いのに、年末年始には二度見するくらい高騰する。

 

うーん。

こんな高いホテル料金を払ってまで、京都に行きたいわけじゃないしねえ。

次に行きたい金沢、出雲大社もホテル料金をチェックするが、年末年始価格ですよね。

よく考えたら一泊1,000円の旭川だって、旭川まで行く航空運賃がかかるわけですよ。

そうそう安上がりの旅行先なんて、見つからない。

 

以前トルコへツアーで行った時、カッパドキア(奇岩で有名な観光地です)でオプションが付いていた。

それは「洞窟ホテルで一泊」というものだった。

 

カッパドキアムスリムに追われたキリスト教徒が、洞窟を掘って住んでいた場所。

そこを利用して作った洞窟ホテルなんて、面白そう。

しかし、洞窟ホテルは通常のホテルよりも料金が高額だった。

 

でも、そうそうトルコに来ないだろうし、洞窟ホテルに泊まってみたいなあ。

しかし値段が高いなあ。

 

さんざん逡巡した挙句、やはり「旅行を安く上げたい」という気持ちには勝てなかった。

まあ、仕方ないです。

 

カッパドキアに我々を乗せたツアーバスが到着。

 

洞窟ホテルの方はここで降りてください。他の方はそのままバスに残ってください。」

 

トルコ人のガイドさんに促されて、数人のツアー客が降りた。

ってことは、彼らが例の高額な「洞窟ホテル」に泊まるわけだ。

 

バスに残るのは、私同様「安い通常ホテル」を選んだ客だ。

いいなあ、洞窟ホテル…。

バスに残る客の羨望のまなざしを受けながら、洞窟ホテルのお客さんたちはバスを降りて行った。

 

翌日。

我々の安ホテルからバスが出発。

そして洞窟ホテルを回り、そちらへ宿泊したお客さんを拾った。

 

次々にバスに乗り込んでくる「洞窟ホテル」の宿泊者たち。

私たち「安ホテル」組は、興味津々で「洞窟ホテル」組に聞いた。

 

洞窟ホテル、どうでしたか?どうでしたか?」

 

すると、洞窟組はやや憮然とした表情で答えた。

 

「昨夜はものすごく寒かったんですよ!おまけにシャワーが水しか出なくてね。

一晩中寒くて寝られませんでしたよ!!」

 

そうか。

トルコの冬は、日本の冬より寒い(と私は感じました)。

おまけに洞窟の中は、外気よりさらに寒かったわけか。

熱いシャワーが壊れていたら、なおさら寒かっただろう。

 

我々安ホテル組は、高額な洞窟ホテルがどんな感じだったのか、宿泊した彼らに聞くのを楽しみにしていた。

しかし寒いホテルで一夜を明かした洞窟組の暗い表情を見て、バス車内には微妙な空気が漂った。

 

私たちの安ホテルは暖房が効いていたし、シャワーの水も熱かった。

暖かい部屋で体を温めて、ぐっすり眠れたのだ。

高い料金を払った方が寒くて眠れなかったなんて、気の毒としか言いようがない。

 

というわけで、「高いホテルが必ずしも良いとも限らない」場合もあるようだ。

まあ、日本のような先進国であれば、「高いホテル=快適なホテル」でしょうけどね。

 

ところで、私の旅行だ。

価格と行きたい場所で迷った挙句、「コロナだから近場で」ということにした。

関東なら交通費自体が安く済むし、行ったことのない場所も結構ある。

 

そこでホテル探しだ。

行く予定の観光地の近隣ホテルを探す。

格安ホテルサイトでも同様に探してみた。

 

写真がいい感じの温泉旅館もあった。

しかし、さすがに予算オーバー。

温泉をあきらめて、ひたすら安いビジネスホテルを探す。

今まで出張(国内もね)が多かったせいか、ビジネスホテルで全く構わない。

 

「朝食付き」のビジネスホテルがあった!

しかも、駅から観光地まで徒歩圏、観光地からホテルもすぐ。

価格も安いし、いいんじゃない?

 

で、一泊二日の旅行日程が完成。

電車の時刻を調べ、31日に自宅を出発。

そして、夜にそのビジネスホテルへチェックインした。

安いから全然期待はしていなかったが、やはり予想通りのホテルだった。

 

田舎町に立つ、外装が薄汚れた?安っぽいホテル。

でも、これでいいのだ。

高級感を選んだのではなく、価格重視だったんだから。

 

フロントには、意外にも結構な人数の宿泊客が待っていた。

やっぱり観光地だから、こんな安ホテル(失礼)でも宿泊客が多いんでしょうか。

 

客室も、いたって普通。

海外だと、「この値段を払ってるのにこんなレベルかい!」と思うような“ぼったくり”ホテルもある。

あるいは「この値段だから、これだけみすぼらしくても仕方ないよね」というホテルもあったなあ…。

 

でも、さすが日本。

水も出るしトイレットペーパーもある。

エアコン完備だし、鍵も壊れていないし、シーツも破れていない(当然だが…)。

こんなレベルが保証されているなら、なおさら安価なホテルで十分だ。

 

で、問題の「朝食」だ。

「朝食付き」とうたっておきながら、「量が少なすぎるなあ」というホテルもあったので、期待はしていなかった。

だいたい宿泊料金が安いんだから、朝食は期待できるわけがない。

朝食が付いてくるだけもうけもの、だ。

 

と思っていたら。

そのホテルは、和食と洋食のどちらかが選べた。

朝食会場でうろうろしていたら和食を従業員に勧められたので、うっかりそちらを受け取ってしまった。

 

しかし、こっちを受け取って正解だった。

お正月だからなのか、和食セットのおかずはおせち料理だった。

 

栗きんとん、紅白のかまぼこ、伊達巻、昆布巻き、黒豆、数の子紅白なますお煮しめ

ご飯とお汁はお代わり自由。

汁物はお雑煮だった。

お雑煮と言っても、鶏肉がゴロゴロ入っているおすましに、餅、なると、三つ葉、麩など好きな具材を入れる、というもの。

デザートにイチゴがついてきた。

 

旅先でおせち料理が食べられるとは思っていなかったので、ちょっとうれしい。

こんなに食べ応えのある朝食を予想していなかった。

 

朝食後はカフェラテをいただいて、朝からのんびりしてしまいました。

朝食会場を後にして、「食べすぎかも」と反省。

 

今回のホテルは、予想を裏切って朝食が充実していました。

やはり、「安かろう悪かろう」ではなく、安くて良いホテルもあるのかもしれない、と思った元日でした。

今年コロナが収まって旅行に気軽に行けるようになったら、また新しいお値打ちホテルを発掘できるといいなあ。

 

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年末のカッパドキア。雪が積もっていて寒かった。