オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

占い

 

私は占いをしてもらうのが好きだ。

しかし、占いの結果が良くても悪くても、占ってもらった内容をすぐに忘れてしまう。

 

アメリカにいたとき、トルコ出身の方にトルコ式コーヒーの占いをやってもらったことがある。

トルコ式コーヒーって、皆さんご存じだろうか?

 

トルコ式コーヒーは、コーヒーの上澄み液を飲む。

インドネシアも同じで、伝統的インドネシアコーヒーはコーヒーの上澄み液を飲む方式。

挽いたコーヒーをドリップして飲むのとは違う。

 

上澄みを飲むだけなので、カップの底にコーヒーの澱(かす?)が沈む。

澱は飲みません。

 

トルコではコーヒーを飲んだ後にカップをさかさまにして、ソーサー(皿)に伏せる。

そうすると、カップの内側にコーヒーの澱が垂れてきますよね。

 

カップを伏せてしばらくしてから、カップを元に戻す。

コーヒーカップの内側についたコーヒーの澱の模様を見て、その人を占う、というのがトルコ式占いだった。

 

占ってくれた人は、普通の?30代くらいのトルコ人の男性。

占い師ではない。

彼は私のカップを見て、〇〇だとか××だとか言ってくれたのだが、かーなり当たってました!

 

「すごいね!結構当たってるよ!」

というと、彼はまんざらでもなさそうな顔をした。

 

どうやって占いを覚えたのかというと、トルコではコーヒーを飲むたびに家族で占いをするのだそう。

祖父母がやっているのを見て、覚えたのだと言った。

 

家族で集まってコーヒーを飲む。

そのあとにカップで占いをする。

楽しそうだな。

みんなで集まってワイワイ言いながら占いをするなんて、トルコに行ってみたいものだ。

 

以前、占いが出来る同僚がいた。

 

「占ってあげるわよ!」と言われたが、特に占ってほしいこともない。(←幸せなヤツなんです)

しかし、向こうが私を占う気満々?なのに、断るのも大人げないかなあ。

 

その同僚Aさんは、占ってあげるよと何度も言う。

そ、そうですか…。(ちょっと引き気味)

 

念のため聞いてみた。

「どんな方法で占うんですか?」

と聞いたら、タロット、四柱推命、手相が出来るという。

 

彼女には言わなかったが、私は彼女の経歴を知っていた。

確か、政治経済専攻の某有名大学院卒だった。

 

私は内心思った。

(政治経済専攻なのに、なぜ占いが出来るのだ?)

怪しい…。

 

私がぐずぐずしていたら、Aさんは占う体制を整えたらしい。

Aさんに押し切られるように、私は生年月日を教えた。(四柱推命に必要らしい)

Aさんはいろいろ言っていたが、内容は忘れた。

まあ、大体合っていたような記憶がある。

 

タロットはスマホでやってくれた。

タロットはその時その時で内容も変わるし、これも残念ながら占いの内容を覚えていない。

 

最後に手相をやってもらった。

私は町で手相をやっているのを見かけると、たまに見てもらうことがある。(占い自体は好きなもんで)

たいてい言われるのはこんなことだ。

 

「あなたは旅行に縁がありますね。特に海外と縁があります。

これからは、語学を生かして海外で働くかもしれません。」

 

もうすでに海外で働いているよ…。

と思ったが、「ああそうですか」と言っておく。

多分、手相にそんな線が出ているんだろう。

 

よく聞かれるのは「看護師さんですか?」「お医者さんですか?」ということだ。

なぜそうなのかというと、「人に奉仕する線」とかいうのがあるらしい。

残念ながら医療従事者ではない。(奉仕もしていない)

 

Aさんも、町の手相見さんと同じことを言った。

あなたは海外に縁がある、語学が得意(得意ではないが、好きではある)、結婚線がきれい、感情が豊かだ、等々。

 

特に私の結婚線はとてもきれいなので、夫がさぞ良い人なんだろう、ということだった(そういうことにしておこう)。

Aさんは自分の結婚線を見せて「ほら、私なんてこんなにガタガタなのに、結婚生活〇年よ」と言う。

まあ、あくまでも手相ですからね。

 

Aさんは私を占い始めるまでは、謙遜気味に「当たるか分かりませんけど」などと言っていた。

しかし、彼女は町の手相見さんと同じことを言う。

ということは、彼女もちゃんとどこかで手相を習ったのだろうなあ。

 

占いが出来るなんてすごいですねえ、と私が言うと、Aさんは笑った。

「だって、私の副業だもん。」

 

へ?そうなのか。

大学院は政経だったのに、占いが副業?

 

なんでもAさんは、たまに横浜中華街で占い師をやっているのだそう。

引き出しの多い人だなあ。

ますますAさんが分からなくなった。

 

中華街で占い師をやる時給をAさんに聞いておいた。

Aさんは結構人気があったそうで、Aさんが占いブースに入ると長蛇の列が出来るのだそう。

そんな人気占い師さんに無料で見てもらえたのだから、私は幸運だったのかもしれない。

 

後日、その話を別のBさん(弁護士さん)に話した。

すると、Bさんは笑って言った。

 

「弁護士は市役所で法律相談を担当させてもらうんですけど、なんと占い師さんと時給が同じなんですよ~。

そう思うと複雑な気持ちになりますよね。私も占い師になろうかな?」

 

それは知らなかったぞ。

弁護士になるために司法試験に合格するのが大変なのに、占い師と時給が同じとはねえ。

いや、占い師だって人気占い師になるには相当大変に違いない。

 

Aさんはトイレに立つ暇もないくらい忙しかったとかで、「トイレに行けないからしばらく占い師はやらない」なんて言っていた。

人気占い師も大変だな。

 

トルココーヒーの例を引くまでもなく、占いは人が集まった折に楽しみでやるのが一番良いのかもしれない。

私なんぞおみくじを引いて「お!大吉」と思っても、神社を去るころには大吉だったことさえ忘れている。

ホント、その場で楽しんでおしまい、なんです。

ま、それくらいがいいのかも。