オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

ウクライナ

 

ロシアによるウクライナ侵攻が、連日ニュースで報道されている。

ロシアの言い分はいろいろあるようだ。

しかし、「やられそうだったから先に攻撃する」なんて言い訳をする国が、いまだにあるわけだ。

誰もあんたを攻撃しておりませんが…。

 

隣国を自分の思い通りにコントロールしようと思うこと自体、冷戦思考がいまだに残ってるんですね。

一瞬、20世紀に戻ったのかと思ってしまった。

 

報道写真で、電車で避難する人たちを見た。

小さなスーツケースを持ち、子供の手を引いて、あわただしく逃げる人々。

中には、ペットの犬か猫を入れたケージを提げた人もいた。

私もペットを飼っていたら、当然ペットを連れて逃げます…。

 

「日本にどっかの国が攻め込んで来たら、こんな感じかな」

「東京なんてイチコロだよね」

 

なんて、家人が話していた。

ホント、ひとごとではない。

ウクライナの状況を見るたび、心が痛む。

 

どうでもいい余談をさせてください。

今回、フランスのマクロン大統領は、侵攻直前までロシアを説得しようとしていた。

それだけではない。

ロシアがウクライナ侵攻を開始した後も、ロシアを思いとどまらせようと?連絡を取っている。

偉いなあ…。

 

正直言うと、マクロン氏は家柄も良く成績も優秀で、あまりにもエリート過ぎ。

私は今まで彼があまり好きではなかった。

だって、「上流階級出身で成績優秀な人が大統領」なんて出来過ぎじゃないですか?

 

しかし、ここまでロシアを説得しようと頑張っているのは彼だけだ。

マクロン氏は結構いいヤツなんじゃないか、と印象が好転した(←プーチンのおかげで思いもよらずフランスの株が上がった?)。

 

もちろん、経済とか地政学的理由で、思い通りにならないことの方が多い。

でも、外交は個人個人の力や人間関係で動くことがままある。

マクロン氏もそれを期待したいところなんだろう。

そういう個人個人の人間関係が小さくない影響を及ぼすところが、外交の人間臭いところなんだと思う。

 

残念ながら今の日本の政治家には、海外に人脈や人徳がある人はものすごく少ない。

日本の政治家には、ロシアの説得は無理なんだろうなあ…。

 

そこで思うこと。

海外に多く友人を持つ若い人が、これから日本の政治家になってくれることを期待したい。

政治家じゃなくてもいいけどね。

日本人以外の国の若者に対しても、同じことを期待する。

とにかく、自国民以外の国の人と友達を作ってほしい。

「顔見知り」じゃなく、親しい「友達」を多く作ってほしいと切に願う。

 

そして、何よりもまずはウクライナ侵攻が直ちに終わること。

ロシア国内でも戦争反対デモが起きているのは、心強い限りだ。

 

国連は常任理事国ロシアが拒否権を持っているので、何の役にも立たない。

そもそも冷戦体制から出発した「常任理事国」自体をなくせばいいと私は思っている。

でも、拒否権を持つ国は拒否するでしょうしね~。

 

戦争を止めることが出来ない世界。

第二次大戦が1945年に終わって、はや77年。

100年近くが経っても、我々は歴史から何も学んでないんでしょうかね。