オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

相談

 

ある人の相談に乗った。

彼女、T子さんは実家暮らし。

ご両親は健在で、二人のお兄さんはすでに結婚して実家を出ている。

 

以前から彼女は、「早く結婚して家を出なさい」と両親から言われている。

本人は、結婚する気はない。

最近はこういう人は多いですよね。

 

「結婚」ほど厄介なものは無い。

私に言わせれば、「結婚」とは、結婚する二人の意思とは関係ないことが多々からむ、社会的行事の側面も持っていると思う。

 

他の冠婚葬祭(卒業とか葬式とかね)も、大なり小なり社会的行事ではある

でも、「結婚」は他の行事と比較すると、ネガティブな方向へ行くと人間が苦しむことこの上ない行事だ。

(もちろん、本人たちもハッピー、両親家族もハッピーという円満なケースもあるのは重々承知している)。

 

うまく行けばラッキー、そうでないと地獄。

ジェットコースターのような、すごい行事なんである。

 

高齢者世代から「結婚していないヤツは人間失格」みたいに言われることもある。

「子どもがいない人間は苦労が足りない」とかなんとかのたまうアホもいるし。

さらに言うと、LGBTIの人が結婚する際になんだかんだ言うヤツもいる。

 

そういうのを見ると、「結婚」とは「二人でハッピー、ふわふわ、キラキラ、楽しい☆」だけで済まされる行事じゃない。と思うのだ。

周りも影響があるし、自分も人生変わっちゃう、すごい社会的行事である。

 

以前一緒に仕事をした愛媛県の女性は、「23歳までに結婚しないと、周囲から白い目で見られる」なんて言っていた。

怖すぎる…。

私は愛媛県には永遠に住めないだろう。

 

男性は独身でいても多少許されるが、独身女性には本当に世間の風当たりが強い。

なぜ社会は独身女性につらくあたるのかというと、「女性は子どもを産む道具」と思われているからだろう。

そういう考えのオジサンたちから見ると、女性は産めない年齢になったら用済みなんでしょうね。

あ~このオジサン(もしくはジジイ)に支配された世界から早く逃げ出したい!と私は常々思っている。

 

で、T子だ。

両親から「早く結婚しろ」「お前はダメな子だ」と言われ続け、ウツっぽくなったことがある。

彼女の話を聞いて、「そりゃ気の毒だな」と以前から私も思っていた。

 

本人が結婚する気が無いなら、無理して結婚しなくてもいいんじゃないの?

そう思うのは子ども世代だけであって、親世代は早く結婚してほしいのだろうなあ。

 

「彼氏いないの?」

と以前も聞いた。

 

しかし、T子は言う。

「私は親の言う通り、どんくさいからモテないんです。」(←親の呪い)

 

あ、そうですか…。

じゃあ、仕事を頑張って、少しずつ貯金して、後は自由に生きるのがいいんじゃない?

自分で稼いだお金は「結婚しろ」「お前はどんくさい」って言わないじゃん。

 

そんなアドバイス(アドバイスと言えるほどでもないな 笑)をした。

本人も、一人暮らしすべくお金を貯めているらしい。

じゃあ、後は大丈夫だな。

と私は安心しきっていた。

 

しかし。

本人はいまだに実家暮らしを続けている。

ストレスがマグマのようにたまり、噴火寸前になって、また相談してきたのだ。

 

「まだ実家にいるの?半年でもいいからアパート借りて家を出た方がいいと思うよ。」

と私は言った。

 

ストレス源から物理的にも心理的にも距離を置くのが、一番効果的なストレス解消になる。

親の暴言がストレスになるなら、さっさと実家を出るしかないですよね。

 

しかし、T子は曰く。

「お金がありません。」

 

へ?

「だって、貯金はどうしたの?」

確か、「一人暮らしのために貯金をしていて、結構たまった」とか言ってたはずだ。

 

T子「ストレスがたまり過ぎて、ゲームにはまっちゃいました」

 

話をよく聞くと、ストレス発散のためにゲームにハマり、課金のせいで貯金を使い果たしたのだという。

おまけに、貯金が底をついただけではなく、借金まで出来たのだそうだ。

 

それを聞いて、私は爆笑してしまった(←笑うところじゃない?)。

 

「じゃあ、これをいい勉強だと思って、働いてさっさと借金を返すことだね。一人暮らしはそれからだよ。」

 

私が笑いながら言うと、T子はむくれた。

もっと親身になって「大丈夫?」と言ってくれると期待していたらしい。

 

あのなあ。

社会人になって何年経つんだよ。

自分でどうにかしろ。

その程度の借金で済んでいるんだから、高い勉強料金だったと思うしかない。

 

と言おうとして、ふと思った。

私は冷たいんだろうか?

 

人に相談するのは構わない。

でも、最終的に解決するのは自分ですよ。

自分で物事を解決する癖をつけないと、永遠に「誰かにすがる」人生になってしまう。

 

そもそも、「まとまった貯金が出来た」ときに、さっさと実家を離れればよかったのだ。

ズルズル実家にいたがために、親からの暴言に耐え切れなくなったわけで。

たとえ一か月でも一人暮らしを体験していれば、自分に自信が持てたはずだ。

 

T子の両親がなぜ「結婚しろ」と執拗に言うのか。

どうやら、「娘の世話が面倒なので、体よくムコさんに押し付ける」という形で結婚を期待しているらしい。

あ、そうですか…。

 

ダメ娘を引き取る?ムコさんも気の毒だ。

仮にT子は結婚したとしても、「面倒を見てくれた夫亡きあとは、息子(または娘)がT子の面倒を見る」という形になるんだろう。

 

子どもの頃は親が面倒を見てくれる。

結婚したら夫が面倒を見てくれる。

年老いたら、息子が面倒を見てくれる。

 

誰かが永遠に「ダメな自分」の面倒を見てくれる。

う、うらやましい…。(←そっち?)

 

そう考えると、「結婚」とは社会的行事というより、セーフティーネットだな。

例えばだが、どんくさい娘の面倒を見てもらうためのムコさん。

自分で家事が出来ない男のお世話係としてのヨメさん。

そんな補完し合える良い相方に巡り合えればラッキーだけどね。

 

T子は相談相手に事欠いているらしい。

「お兄ちゃんに相談しても、全然相談に乗ってくれないんですよ!『オヤジは元気か』とか、そんなこと言ってて。」

 

そりゃそうだろ。

お兄ちゃんから見れば、年老いた両親の方が心配でしょ。

何が問題なのか、もはや私には理解できなくなってきた。

 

だんだん、T子の相談に乗るのが面倒になってきた…。

しかし、こんな冷たい私も、彼女に何度か助け舟を出したことがある。

 

「実家にいてストレスがたまるなら、うち(私の家)で二、三日泊ってもいいよ。」

とT子にオファーしたことがある。

 

何度も言うが、ストレス発散に必要なのは「今、すぐの対応」だ。

半年後の2週間休暇よりも、今日すぐの仕事サボりが効果的だ。

そういう思いで、T子の逃げ場所を提供したつもりだった。

 

T子はいまだに我が家へ来ていない。

なーんだ。

本当に切羽詰まっていないんじゃないの?と思っている。

 

それに、どうしても実家を出たかったら親に頼み込むことだってできるはずだ。

「後でお金を返すから、アパート借りるお金貸して!」

とかね。

 

何も自分から行動を起こさず、文句ばかり言っていても何も解決しない。

ということを、私はT子に教えたかった。

でも、どうも出来の悪い弟子のようだ。

 

行動を起こすかどうかは本人次第。

行動を起こさないT子を見ていると、誰にどう解決してもらいたいのかな~?と思ってしまう。

 

(最終的に、非常に無責任な言い方をすることをお許しいただきたい。)

 

あとは、親御さんの願い通り、T子は「お金持ちで面倒見が良くて優しい、出来たムコさん」を見つけて結婚するしかないな。

そんな夢みたいな男性がいたら、私は結婚相談所を開設し、悩める親御さんたちに「理想の男性」を紹介しまくり、じゃんじゃんお金をもうけるのだが(笑)。