オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

シュウマイ

 

最近、シュウマイにはまった。

 

我が家ではよく餃子を作る。

しかし、餃子の弟分・シュウマイが食卓に登場することは、今までほぼ皆無だった。

 

「だってシュウマイって蒸し器を使うでしょ?

蒸し器を洗ったり干したり片づけたりするのが面倒くさいからねえ」

 

ずっとそう思っていた。

餃子はフライパンで簡単に作れるが、シュウマイは蒸す必要がある。

 

蒸し料理に使用する蒸し器。

よく中華街なんかで見る、竹製でふたがついたヤツ。

一般家庭では、金属製の蒸し器を使っているかもしれない。

 

シュウマイ作成手順の最初の一歩。

それは、竹製であれ金属製であれ、蒸し器を棚の奥の奥から取り出す作業から始まる。

 

棚の手前にしまってある物たちをどかし、テーブルの上に取り出す。

そして、奥の奥にしまっている蒸し器を取り出す。

鍋に蒸し器をセットし、シュウマイを入れる。

蒸し器上部は、蒸気が逃げないようにぬれ布巾で覆う。

使用後は蒸し器を洗って干し、また棚の奥へしまう。

 

ね、面倒くさいですよね?

 

我が家にも、金属製と竹製の両方の蒸し器がある。

しかしながら、毎日の料理にいちいちそんなたいそうな兵器を奥から取り出すのも面倒。

洗うのも面倒。

しまうのも面倒。

というのが蒸し器だ。

 

「蒸すのが面倒?チンすればいいんだよ。」

 

それも一つの解決法だ。

確かに一番手軽な料理器具である、電子レンジって。

でもねえ、電子レンジ調理ってあまりおいしくないんだよ。

(←そんなこと言い出すときりないんですが…)。

 

というわけで。

私は食品を蒸す必要がある場合は、お湯を張った鍋に取っ手付きのざるを置き、そこで蒸す。

上にぬれ布巾をかければ、蒸し器と同じ原理だ。

 

しかーし!

とにかく「蒸し料理は面倒くさい」というイメージが先行していた。

 

「代表的蒸し料理ナンバー2」であるシュウマイ。(ナンバー1は茶碗蒸しだ)

簡単に蒸す方法が思い当たらず、蒸し器を出すのは面倒くさい。

勢い、食卓から遠ざかっていた。

 

ある日。

テレビを見ていたら、シュウマイをフライパンで調理する主婦(神奈川県在住)が出ていた。

 

へえ、シュウマイってフライパンで調理できるのか~。

興味を持ったので、その人の調理方法を観察。

 

「シュウマイ?簡単ですよ。てか、簡単じゃなきゃ作りません」

 

とベテラン主婦らしき、そのおばさまが言う。

彼女はフライパンにキャベツの千切りを敷き、そこにシュウマイを並べた。

ちょこっと水を入れ、ふたをする。(キャベツから水が出るので、じゃんじゃん水を入れなくてもOK)

適当な時間(15分とか?)、加熱するだけ。

終了。

 

おおっ。

その手があったか!

 

早速、私もシュウマイの皮とキャベツを買ってきて、同じようにやってみた。

確かにおばさまの言う通り、「超絶簡単」であった。

 

<使用する食材>

シュウマイの皮50枚。

ひき肉300グラム。

玉ねぎ。(小なら1個。大なら半分でいいかも)

キャベツ。(切るのが面倒だったら、千切りキャベツを買って来ればOK)

ごま油、砂糖、しょうゆ(各大1)、片栗粉少々

 

1.玉ねぎをみじん切り。キャベツは千切り(ざく切りでも問題なし)。

2.ひき肉をボウルに入れ、みじん切りにした玉ねぎを入れる。ごま油、しょうゆ、砂糖、片栗粉を投入。よくこね混ぜる。

3.キャベツ千切りをフライパンに敷く。

4.シュウマイの皮にスプーンで2を包み、3の上にちょいちょいと置いていく。

5.少しの水を入れ、ふたをして加熱。(フライパンの大きさにもよりますが、12分~15分前後で十分かと思います。) 

出来た!

スバラシイ…。

 

何が簡単かというと、シュウマイは餃子と違ってきっちり包まなくてもいいことだ。

餃子は半月に折って、ふちにしわをつけて閉じますよね。

シュウマイが四角だとすると、上部の一辺は開けておいていい。

なので、シュウマイ作成には餃子を作るほどの手先の器用さは不要。(私は餃子もいい加減に包んでますが…)。

 

餃子はひき肉にニラとかキャベツとか干しエビとか、家庭によっていろいろ具材を入れる。

シュウマイは玉ねぎだけ!

餃子は包むときに水をちょっと付けて皮を閉じますが、シュウマイはその水も不要。

 

なんて楽なんだ~~~!!!!!

シュウマイは蒸すのだけがネックだった。

蒸す問題がクリアされたら、そりゃあ作るしかないでしょ。

 

というわけで。

『キャベツをフライパンに敷きシュウマイを乗せ、ふたをして加熱するだけ』というシュウマイ調理方法が分かった。

それ以来、シュウマイが我が家の食卓に登場する頻度が激増した。

 

我が家には高齢者もいる。

なので、若者と高齢者のどちらも食べられる食事を作る必要がある。

 

以前、我が家で春巻きを作ったら、

「歯が無いので固くて食べられない」

と文句を垂れるヤツもおった。(春巻きごときで…と思うんだが、仕方ない)

 

この「歯が無い」問題もクリアしてくれるのだ、シュウマイが。(だって固くないもんね)

おまけに、この調理方法だと蒸しキャベツもついてくる。

野菜も食べられて言うことなし。

 

シュウマイと蒸しキャベツで一品完成。

後は適当に酢の物とか漬物とか、副菜を付け合わせればいい。

シュウマイが超簡単なので、他のおかずやお味噌汁作成に時間と手間暇が割ける。

Superb!

 

私はもともとシュウマイ好きだった。

横浜へ行くと必ず「崎陽軒シウマイ弁当」を購入して帰る。

自宅には、崎陽軒シウマイ弁当についてくる陶製の醤油さしがたくさんあったものだ。

 

しかし、最近では外出自粛もあって、シウマイ弁当から遠ざかっていた。

シュウマイは食べたし、作るのは面倒くさし。

冷凍シュウマイはあまり好きでないし。

 

あ~シュウマイ食べたいなあ。

自宅周辺の中華料理店では、なぜかシュウマイよりも餃子が主流だ。

マイナーらしい、シュウマイって。(悲しい)

 

と思っていた矢先。

テレビ番組に「シュウマイを自宅で作る神奈川県の主婦」登場。

さすが神奈川県、「シュウマイ王国」である。

 

出演したおばさまも言っていた。

「簡単じゃなきゃやりませんよ」

 

そうですよね…いちいち蒸し器を棚の奥から取り出すなんて、面倒極まりないですよね。

シュウマイを作ること自体は簡単なのであるが、蒸すのが唯一面倒くさいんですよ。

 

ところで、ここからは余談。

 

前出の「神奈川県の主婦」がフライパンでシュウマイを作る番組を見て、早速スーパーへ走った。

シュウマイの皮を買うためだったのだが、ひき肉コーナーを見てもシュウマイの皮は無かった。

 

店内をウロウロした挙句、餃子の皮が置いてある場所を発見。

いや、餃子じゃないんだよ、シュウマイの皮が欲しいんだよ…。

 

仕方なく、近くにいた店員のおばさまに尋ねた。

「すみません、シュウマイの皮ってどこにあるんでしょうか?」

 

おばさまは笑顔で私を先ほどの場所へ案内してくれた。

「ここですよ」

いや、そのコーナーには餃子の皮はあるんだけど、シュウマイの皮はないんですよ…。

 

店員のおばさまは、餃子の皮コーナーをチェックして言った。

「あら、今日はシュウマイの皮は無いみたいですね。」

ですよね…。(肩を落とす私)

 

おばさまは、シュウマイの皮が品切れになっている言い訳なのか、こう言った。

「シュウマイを作る人って、あまりいないですしね。」(←そこだよ)

 

餃子の皮は何種類か取り揃えてある。

春巻きの皮も大小ある。

しかし、シュウマイの皮はどうやら1種類しかないらしい。

その唯一の商品ですら、売り切れた後に補充されていないわけですよ…。

シュウマイの社会的地位の低さが証明されたようなものだ。

 

やはり、餃子の皮の方が売れ筋(作る人が多い)ってことなんだな。

でも、シュウマイの方が具材も少なくて済むし、必殺キャベツ蒸しで簡単に作れるんですよ…。

 

と言いたかったが、まあ、仕方ない。

世間的には餃子の方が「ビールに合う」とか何とかで人気なんだろう。

どうせどうせ、シュウマイは神奈川県民しか食べないですよ…。

 

なので、決めた。

私はシュウマイの伝道師になるのだ。

友人を自宅に呼ぶときは、これからは餃子パーティをやめ、シュウマイだ!

 

そう思っているのだが、お客さんはシュウマイの皮を買い置きしていないときに限って来訪する。

せっかく簡単な調理法を習得したのに、シュウマイを披露する機会がなかなかない。

ちょっと残念だ。

仕方ないので、ただ自己満足のためにシュウマイをせっせと作っている。

 

餃子人気を崩すのは難しそうだが、シュウマイの方が作るの簡単だよ!ということをお伝えしたく、本日はこういう記事を執筆した次第である。

みなさん、たまにはシュウマイをご自宅で作ってみてください。