オレンジの花と水

ブログ初心者の日記風よみもの

冬の睡眠法

 

寒い日が続きますね。

今年は、漢方とか健康についてもう少し勉強しようとおもっている。

 

体の不調があっても精神力で乗り切れるはずだ!

だって病は気から、っていうからね!

 

と今まで思っていたが、それは間違いだ。

頭で考え過ぎず、体に目を向ける必要があるんではないか、と最近感じるようになってきた。

体の声に耳を傾けないと、小さな不調が大きな病気になる可能性もあるしね。

 

で、先日、中医学の本を読んで気づいたことがある。

「帽子をかぶって寝ると寝つきやすい」と書いてある本があったのだ。

これは、「快眠法」を日々追求している?私に響いた。

 

帽子をかぶって寝る?

古来日本では「頭寒足熱」とかいう。

頭を温めていいのだろうか?

ちょっと疑問に思った。

 

でも、言われてみればわかる。

だって、私の家は典型的日本家屋で木造。

冬は激寒なのですよ。

 

冬の間は、太陽が出ている日中はまだいい。

日が暮れると一気に部屋の温度が下がる。

夕方5時以降なんぞ、寒いという形容詞では済まない。

冷気が部屋に充満し、厚着しても靴下重ねばきしても寒さをしのげない。

家の中にいても、外とさほど変わらない?のだ。

 

それほどまでに酷寒になる我が家。

冬は、熱いお風呂は必須だ。

シャワーだと体が凍え、寒すぎて寝つくことが出来ないのだ。

布団も増量に増量を重ねている。

なんとか暖かく過ごしたいので、靴下・ババシャツ・風呂・布団増量など全力を尽くしている。

 

それでも、寝る前に毎晩思う。

「私は明日、生きて目覚めるだろうか?」

寝ている間に凍死するんじゃないかと毎日思っている。

それほどまでに私の部屋は酷寒だ。

 

「そんなに寒いわけないじゃん!」

なんて思った方。

 

誇張だと思うでしょ?

いやいや。

純日本風建築に住んでいる人の多くが、私と似たような体験をしているはずだ。

 

というわけで、極北の部屋でぶるぶる震えながら生活している私。

そんな折、本で見かけた「冬は帽子をかぶって寝る」。

気にならないわけがない。

 

最近、私は帽子デビューを果たした。

子どもの頃、親から「あんたは帽子が似合わない」と言われた。

それがトラウマになり、「絶対似合うはずがない」と長いこと帽子アレルギーだった。

が最近、可愛い帽子やおしゃれな帽子を街で見かけて、かぶってみたくなったのだ。

 

「自分は顔も大きいから、親の言う通り帽子なんか似合うわけない」

と思い込んでいたのだが、別に似合わなくてもいいかも。

そう考えられるようになった(恥を捨てた?)。

 

「似合わない」ってのは、半分は自分の思い込みもあるのかもしれない。

思い込みを捨てたのでおしゃれの幅が広がったし、寒い日も我慢しなくても済むようになった。

なので、他人に言われたことは長く引きずらない方がいいかもしれないですね。

第一、最近は私のような人にも似合いそうな?帽子が色々あるしね。

 

帽子デビューを果たしたので、友人たちから帽子のプレゼントをもらえるようになった。

自分で選んだスポーツタイプ、ワッチタイプ、ポンポン付き、イタリアマフィアみたいなヤツ等々。

帽子コレクションが増えた。

 

じゃあ、試しに帽子をかぶって寝てみるかな。

だって、冬は布団から出ている頭が寒いのよ。

 

というわけで、「寝るときに帽子着用」を試してみた。

結果は上々。

今までは、頭が寒すぎてなかなか眠れなかったのだが、帽子をかぶったらストンと眠れた。

朝起きたら寝相が悪くて、帽子はどこかへ行っちゃってたけどね。

 

帽子効果あり。

そこで気づいた。

よく欧米のマンガで、おじいさんが寝るときに三角帽子をかぶっていたりするが、あれか!

 

「頭寒足熱」ってそういうことじゃないんだな、と今更ながら気づいた。

頭が寒すぎて眠れなければ、帽子をかぶればいいだけのこと。

ま、そりゃそうだよな。

こんな感じで冬の快眠法の1つに追加されたのだ、「帽子を着用して寝る」という技が。

 

もう一つ快眠法がある。

「寝るときに考え事をする」人はいらっしゃるだろうか。

 

私は、なぜか布団に入ると考え事が始まるタイプ。

布団に入る前に考え事をすればいいのだが、そういうわけにはいかない。

布団に入ると手も足も動かせないので、頭の中で考え事を始めるようだ。

これがマズイ。

 

考え事を始めるとどんどん連想が広がり、気づくと1時間くらい考えている。

2時間、3時間も考え事が止まらないこともある。

そして、時計を見て、

「うわっ、ヤバっ!早く寝なくちゃ!」

と思う。

 

「早く寝なくちゃ、明日寝坊する!」

 

と思うと、今度は逆に眠れなくなったりする。

「寝なくては!」と思い込み過ぎて、寝られないなんてこともよくある。

この悪循環の解決法を最近編み出したのだ。(←ホント、「快眠」に我ながらこだわり過ぎだと思うが)。

 

それは簡単。

「考えることをやめる」

それだけ。

 

以前はこう考えていた。

「いろいろ考えて眠れないってことは、体が疲れていないからかな?」

 

いや、違う。

体は疲れているんですよ。

頭が起きているだけ。

だから、頭を休ませるしかないのですよ。

 

先日も、帽子をかぶって布団に入った。

早く眠りにつきたいから、考え事をやめよう。

そう思った。

 

が、ふと、「あ~そういやあ、○○の件だけど…」

と思った瞬間、脳が元気になってきた。

ヤバい。

 

ちょっとだけ○○のことを考えてすぐに寝よう。

そう思ったのだが、○○といえば××もあったよな、なんて思ったら止まらない。

どんどん連想が広がってきた。

 

そして気づいた。

あ~やっちゃったよ。

考え事大好きなので、考え始めると雪崩のように思考が広がってくる。

これが、「寝つきを悪くする最大の原因」だ。

 

いかんいかん。

考えることをやめよう。

明日、起きてから考えればいいんだから。

体を休ませることが最優先。

 

そして、布団の中で考えた(←結局考えてるよ)。

「そういえば、2023年の占いに『あなたは考え過ぎ』って書いてあったな」(←たまたまだが…)。

 

そうだよ。

私は考え過ぎなんだよ。

 

「仕事は明日、あさイチで××をしよう」とか、

「〇〇ちゃんはこう言っていたけど、本当はこんな風に思っているかも」とか、

「▽△上司に…って言っておかなくては」とか、

 

あれこれ考える。

でも、どれも布団の中で考えても仕方ないことなんだよね。

布団の中で仕事をするわけじゃないんだからさあ。

考えたことはたいてい無駄なのだ。

 

無駄なことに時間を費やして眠れないのはアホらしいよね。

じゃあ、寝る時間は寝ましょう。

考えるの、やめ!

なにも考えません。

 

長い紆余曲折(といっても進んだ距離はわずか)を経て、たどりついた。

「何も考えません」

「考えることをやめる」。

 

布団に入ったら何も考えず、体を休めることに徹する。

これが、眠りにつきやすくなる一つの方法のようだ。

は~単純な真理なんだが、気づくのに時間がかかったよ。

 

仕事や家事といった普通の生活をしていたら、たいていの人は体が疲れているものだ。

「考え事をするのは、体が疲れていないのかな」

なんてことは、あまり無いんだと思う。

 

眠れない理由。

それは、肉体は疲れているのに頭が動き過ぎているだけなんだと思う。

都市生活者とかデスクワークの人に多い状況なんじゃないだろうか。

 

というわけで、今冬に私が編み出した?2つの睡眠法。

それは、頭が寒くて眠れない時は、「着帽して布団に入る」こと。

そして、「何も考えないこと」だ。

 

確かに、「何も考えない」って難しいですよね。

体の方に意識を向けるのって、自然や肉体から離れつつある現代の人たちには簡単ではない。

でも、今年は決めたのだ、「体をよく見る」ことに。

 

体の声を聞き、疲れる前に休む。

休むときは休み、寝るときは余計なことをせず寝る。

明日のことは明日やればいい。

 

犬や猫が幸せそうに見えるのは、今を生きているからなんだろうなあ。

とにかく、布団に入ったらすべての考えを手放しましょ。

眠る→体が回復する→明日起きたら元気にがんばれる。

その方がはるかに生産的だしね。